明日6月9日にはドヨンのソロアルバムがリリースされますね。
NCTではこれまでにも何人かのメンバーがソロアルバムを発表していますが、
そのたびに「クオリティ高すぎ…!」と驚かされます。
そんな中、ドヨンのアルバム発売を記念して(という名目で?)
NCTメンバーのソロ曲について語るシリーズを始めてみることにしました。
記念すべき第1回は、NCTのカリスマ・MARKの初ソロアルバム
『The firstfruit』から、タイトル曲「1999」について書いていきたいと思います。
「1999」——MARKの“起源”が詰まった旅のようなアルバム
2025年4月7日、マークにとって初のソロアルバムがリリースされました。
これまでにソロシングルを発表してきたこともあり、
アルバムへの期待値も高まっていましたが、実際に聴いてみて、
改めて「マークという存在ってすごいな」と感じさせられました。
このアルバムは、K-POPアイドルという枠を超えて、
音楽シーン全体でもマークという人間がどれだけ存在感を持っているか、
どれだけ多くの人に愛されているかが伝わってくる作品だと思います。
アルバム全体が、マークそのもの。
時には本人のイメージとは少し違ったコンセプトで作られる作品もあると思いますが、
今回はまさに「MARKが詰まったアルバム」でした。
彼のこれまでの歩みが、旅のように描かれていて、
聴いている私たちもその旅に同行しているような感覚になります。
中でも、タイトル曲「1999」はまさに“彼の誕生の瞬間”。
人生やキャリアの“起源”を表現したような一曲で、
このアルバム全体を象徴する楽曲だと感じました。
歌詞に滲み出る、MARKという人間
歌詞からも、マークという人物がどんな人かがしっかり伝わってきます。
MARKが注目して欲しい歌詞としてあげていた部分
「10年間、俺みたいな奴は見たことないだろ
100%出せないなら はなから仕事なんてしない」
…もう、私もこの歌詞に完全にやられました。かっこよすぎる。
韓国語では「1(イル)」と「仕事(イル)」が同じ発音なので、
「100-1=99」という言葉遊びにもなっていて、
アルバムタイトル「1999」にも繋がるセンスの良さに唸ります。
K-POPアイドルって基本的にめちゃくちゃ忙しい存在ですが、
マークほど多忙な人はなかなかいないと思います。
NCT 127とDreamの両方を掛け持ちしながら、
NCT全体の楽曲にも数多く参加。
しかもその一つひとつが高クオリティで、毎回新しい驚きをくれるんです。
この歌詞は、マークの完璧主義を表しているとも感じました。
でも、ふと「本当に“100%出せないならやりません”って断った仕事あったのかな?」
なんて思ったりもして。
ただ、少なくとも今回のアルバムを聴いて「惜しいな」
と思った曲は一つもなくて、どれも全力で作られたことが伝わってくるから、
やっぱりマークってすごいな、愛される理由がちゃんとあるな、と改めて思いました。
ポップだけどドラマティック。大衆性もオタク心も掴む「1999」
タイトル曲「1999」の曲調は、正直かなり意外でした。
もっとラップ全開でくるか、もしくはシンギングラップ系になるかな?
と思っていたのですが、実際はポップで、
かつラストにかけてドラマティックに盛り上がるミュージカルのような構成。
でも、彼の“誕生”を描いた曲としてはこの構成がすごくハマっていて、
マークの人生の幕開けをドラマとして体験しているような気持ちになります。
コンセプト自体はかなりマークの個性が強く出ていますが、
曲調はNCTを知らない人でも楽しめると思います。
“オタク向け”と“一般向け”のバランスが絶妙で、幅広いリスナーに届く楽曲だと感じました。
ラップの魅力を教えてくれたのは、MARKだった
私自身、普段はボーカル曲の方が好きで、ラップにはあまり惹かれないタイプでした。
でもマークのラップに出会って、そのかっこよさや奥深さに気づくようになって、
それ以来ラップ曲の魅力にも自然と目が向くようになったんです。
マークが手がけた楽曲やステージを見るたびに、
そのクリエイティビティとパフォーマンスに圧倒されて、
気づけばどんどんNCTが好きになっていって。
このアルバムを聴いて、そんなふうに音楽の楽しみ方を広げてくれた
マークという存在に、改めて感謝の気持ちを抱きました。
今回から始めたNCTのソロ曲シリーズ。
マークについて書きましたが、いかがだったでしょうか。
今後も続けていこうと思うので楽しんでいただけたら嬉しいです。
次回は“雄の最高峰”ジェヒョンのソロ曲を取り上げる予定です!
どの曲を選ぶかは…記事が出てからのお楽しみで。
▶「NCTの“個”を聴く」シリーズ一覧:
#2 JAEHYUN「Unconditional」 | #3 TEN「Birthday」|#4 DOYOUNG「안녕, 우주 (Memory)」
コメント